CRMやダイレクトマーケティングは、あらゆる活動が数値指標化されて、
諸活動の費用対効果(ROI)やパフォーマンスが可視化されている。
しかしながら、見えない、指標化できないことで、疎かにしては
いけないことがある。
「食事」である。
ビジネスを円滑にするのに「食事」は度々活用される。
そこでの出費や労力に対する成果などは、数値化できないが、
絶対に疎かにできない。
私も札幌、福岡に出張の度に関係者と食事を共にする。
というかほとんどご馳走してもらうのだが、これが
楽しみでしょうがない。地のものを地のビジネス関係者と
共にすることで、大きな感謝がやる気になって、仕事に反映される。
そんな経験は誰しもあるだろうが、先日の日韓首脳会談はどうだろう?
先ごろ、ようやく隣国である韓国との日韓首脳会談が実現した。
会談の成果はさておき、朴大統領は、安倍総理との夕食はもちろん
昼食さえも用意しなかった。
(結局、安倍さんは昼食に日本人関係者と焼き肉を食べたらしい)
韓国料理はとても美味しいし、何しろ日本人の口にも合う。
韓国人も食事をふるまうことが好きだ。
私個人が韓国の親しきビジネス関係者を訪ね、
共に食事をできず帰国しなければならなければ
とても寂しい。逆に、韓国の友人が私を訪ねに来たら
絶対にタダでは帰させない。
こうゆう小さな積み重ねが大きなビジネス契機になることがある。
費用対効果には出てこない、小さな努力であろう。