月別アーカイブ: 2015年5月

ディベート研修とゲーム理論

最新のハーバード・ビジネス・レビュー(2015年6月号)において、

気鋭の経営学者入山章栄准教授(早稲田ビジネススクール)

がこんなことを言ってます。

「この世の大部分は、ゲーム理論で説明できる」

ゲーム理論とは、簡単に言うと相手の行動を予測しながら合理的な意思決定をする

分析手法です。

つまり「自分」の戦略は、「相手」の動き次第で決まるという考え方です。

これ、主語の「自分」を「自社」、「相手」を「競合他社」に当てはめてみることも

可能であり、ゲーム理論は説明適用範囲が広いことから、

この世の大部分は、ゲーム理論で説明できると言ってるのです。

当社では、ディベートを通じて戦略意思決定を磨く研修を

行いますが、その最初にゲーム理論の考え方を教えます。

「経営学としてのゲーム理論」を教えるのではなく、

「ビジネス実務にゲーム理論をどう当てはめるのか」が目的です。

アイスブレイクとして用いるのは、「囚人のジレンマ」。

この演習で、ゲーム理論の下地を有しているか、

常日頃、競争戦略を頭に置いているかどうかが、見極められます。

自分の戦略を作る前に、まず相手の出方によって、

どうゆう状況、いくつのシナリオが描けるかを事前分析できるかが、

鍵となります。

 

身体で覚える3大思考術

選抜ビジネスパーソンを対象にした「ハンドレッド研修@札幌」が終了。

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その前日には、WEBマーケッター育成研修もあり、3日間連続の札幌講座でした。

どの研修の1回目にも普遍的な仕事術である3大思考を取り入れています。

すなわち、「拡大思考」、「分割思考」、「俯瞰思考」です。

拙著「一流の人はなぜA3ノートを使うのか」にその要旨を書いており、

事前精読して講座に臨んでもらっていますが、読むのとやるのとでは大違い。

やはり、「思考」も「身体」で覚えなければならんのです。

しかし、そうすることで一生の財産となるビジネススキルが身に付きます

ハンドレッド研修

ハンドレッド。日本語では百(ひゃく)、100です。
この名称を冠した「6ヶ月間ハンドレッド研修」がスタートします。
何がハンドレッドなのか?

それは参加者が100人だからです。
ある優良企業の選抜幹部を100名選出し、
6ヶ月かけて企業が望むレベルまで引き上げるプログラム。

準備に5ヶ月。実施に6ヶ月。
つまり、1年間をかけて仕込んで、実現する
プログラムです。会場は、札幌、東京、福岡。
毎回の宿題を課される参加者も大変ですが、
彼らを率いる私も相当前から体力つくりに励みました。

体力自慢の私でさえ、覚悟してかからないと
成立しない研修だからです。

気力体力十分。秋風が吹く10月には
参加者のレベルがどこまで引き上がっているか、
それが楽しみでしょうがないです。