今週は、日本を代表する経営者の日本電産永守社長の
講演に行ってきました。あんまり講演しない方です。
さすがに迫力ありましたね。
最後には30分近く使っていただき、質疑応答がありました。
ほとんどの方の質問に意気軒昂に答えていました。
しかし、私が投げかけた質問には、
「う〜ん、それは難しい問題ですね〜。と少し
勢いがない答えになりました。
ここで質問力に関する2つのアドバイスをしたいと思います
1つは、「質問ありますか?」と聞かれたら
必ず質問をすることです。
簡単ですが、実はこれ、ほとんどの人ができてません。
質問することで、アピールになったり、本質を理解できるので
必ずしましょう。
2つめは、相手をハッと考えさせる質問を投げかけることです。
質問は自分のためでもありますが、相手のためでもあります。
言い換えれば、相手が答えにくいような質問はいい質問かも
しれません。
永守社長には、永守さんが回答するのに得意とするような
質問が投げかけられました。
「なぜ、緑のネクタイをしているのか」
「将来、経営者になるには何をすべきか」
それはそれでいいのですが、そんなのネットで調べれば分かります。
ぜひ、その場でしか聞けないことをしましょう。
私は、2つの質問を用意してました。実際には1つめだけ質問しましたが。
Q1:10兆円企業を目指し、中国・韓国に負けない企業にするには、
社員による情報漏えいなどのディフェンス策が必要だが、どうするつもりか
Q2:ソフトバンク孫社長に請われて、社外取締役をやっているが、
孫社長に教えたこと、逆に孫社長から教わったことを1つづつ
教えて下さい
1番目の質問は、攻めの経営をしている永守さんにとって
弱点となる防御策です。答えに窮しながらも私が株主であったら、
10兆円を目指すのであれば、聞きますよ。
少し曖昧なお答えだったので、しっかりした番頭が
社内統制を効かせてくれれば大丈夫と思います。
まあ、どちらもネットには出てない答えですよね。
こうゆう質問を瞬間的に考えるトレーニングを
日頃行う必要があります。